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田坂広志さんの講演会に行ってきました。



しびれました。



身体から熱くなってきて、

最後は鼻水が出てきました。



田坂さんの熱き魂と志は、

伝道であり、伝導であり、

最後はもはや、波動でした。



僕は、田坂さんの声が好きです。



静かに、深く、熱く、語ります。



魂に、響いてきます。



新宿の紀伊國屋サザンシアターで行われたのですが、

400人近くの会場は、満席でした。



それだけで、元気が湧きました。



自分のしていることは、間違いじゃない、と思わせてくれます。



自分のやっている仕事を、応援してもらった気がしました。



田坂さんのしびれる言葉を、シャワーのように、浴びました。



「若いときに抱いた志を、30年間、保ち続けられるか。

 学生がキャンパスで変革や改革を語るのは、簡単です。

 本当の戦いは、社会に出てから、30年間、

 その想いを常に抱いて、歩めるかどうかです。」



田坂さんとお会いすると、いつも、自分が試されます。

「思想とは、生き様です。

 思想と生き様は本来一体のもの。

 生き様の伴わない思想は、哲学とはいえない」



「仕事の報酬とは何か。

 その答えでその人の未来がわかります」



田坂さんは、仕事の報酬は、

目に見える報酬と目に見えない報酬があるといいます。



目に見える報酬は、給料と地位です。



これも生きる上では、たしかに重要です。



ここを否定する必要はない。



でも、もっと重要なのは、目に見えない報酬である、と説きます。



目に見えない報酬は、3つあります。



1、職業人としての能力=腕を磨くことの喜び



2、働き甲斐のある仕事=仕事の報酬は仕事である



3、人間としての成長=仕事を通じて人を磨く



働くとは、「傍」を「楽」にさせることである。



そのためには、自分を磨くこと。



「仕事が辛いときは、転職しないほうがいい。

 仕事が楽になったら、転職するべき」



優れたリーダーの定義とは。



「部下の人間としての成長を支える存在であること」



「そのためには、自分自身が何より成長すること」



「その姿が、成長の空気を生み出し、

 リーダーの後姿を見て、まわりも成長していく」



「使命とは、命を使うことです。

 その命を何に使うか。

 命を使うという覚悟を持っているか」



僕が最も大好きなのは「夢は必ず実現するのか」という問いです。



映画『カッコーの巣の上で』を通して、

田坂さんは、そのメッセージを伝えます。



地獄のような精神病院から、いかに抜け出すか。



ジャック・ニコルソン演じるランドルは、窓をぶち破っての脱出を試みます。



ところが、ダメだった。



他の患者は、やっぱり無理だ、と思った。



しかし、ランドルは、言います。



「I couldn't ! But I  tried ! 」



オレは、敗れ去った。しかし、挑戦したぞ!



この映画が、素晴らしいのは、この後なんです。



「夢が必ず実現するか、といえば、そうではない。

 実現しないこともある」



「しかし、たとえ、自分がその夢を実現できなくとも、

 いつか誰かがその夢を実現する」



田坂さんは、この映画を観て、生き様が定まった、とおっしゃいました。



僕も、大好きな映画です。



何度か観ていますが、もう一度、観たくなりました。



「何を恐れるべきか。

 それは、力を尽くさぬことです」



「問われているべきことは何か。

 夢を実現するために、力を尽くして歩んだか、ということです」



田坂さんは、「野心」と「志」の違いについても語ります。



「野心」とは、己一代で何かを成し遂げようとする願望。



「志」とは、己一代では成し遂げ得ぬほどの素晴らしき何かを、次の世代に託する祈り。



田坂さんの語る心得は、すべて基本中の基本であり、

この世で最も大切な信念であり、静かな覚悟だと思います。



これは、田坂さんが語るからこそ、説得力があるのだ、と僕は感じています。



日々、成長し続ける田坂さんだからこそ、言葉に深みが出る。心にズシンと来る。



田坂さんは、「最近の若者は・・・」という言い方を絶対にしません。



「最近の若者は・・・」と嘆きたくなる状況は確かにあります。



でも田坂さんのような魅力溢れる人のまわりには、

ものすごく情熱を持った若者が自然と集まります。



だから、「最近の若者は・・・」と言う必要がないのです。



それは、田坂さんが成長し続ける大人だからです。



常に重要なのは、大人の生き方だ、と僕は思っています。



それこそが、仕事の思想につながるのだと思います。



「師匠を自分で見つけて、学ぶ。

 これが、成長する上で、最もいい方法です」



マー坊の最も愛する名作「ダイの大冒険」で、

ポップがマトリフを師匠と仰いだのと同じです。

ポップはマトリフ師匠の下で一気に成長しました。



僕にとっての師匠は、田坂広志さんです。



P.S

講演中に、地震が起きました。

きっと会場も田坂さんの講演にしびれたのでしょう。

つい震えてしまったのだと思います。

さすが、師匠です。
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