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映画「トニー滝谷」を観ました。



服というモチーフを使って描かれる物語です。



宮沢りえさん演じる女性が印象的でした。



「服」をたくさん買い続けてしまう。



その行為をやめることができない。



なぜ?



それは最後までわからない。



原因究明に答えを出さないのです。



小さいの頃になにかあったから、みたいなことはない。



ただ「なぜなのか」という思いを誰もが持ってしまう描き方でした。



考えさせられる。



「なぜ」と問い続けるような仕掛けがある。



「考えさせる」ための道具を提供する演出だったのです。



この映画は、静かでした。きわめて。とても。



イッセー尾形さんと宮沢りえさんの

ふたりの演技力で支えられています。



日本映画の真骨頂はここにある、と思う。



制作費がすくないなかで、いい映画をつくる。



ロケ地やセットやCGに大量のカネをつぎ込むのではなく、

脚本家と映画監督とカメラワークと役者などの映画制作者を

少人数先鋭で集め、丁寧で正確な物語をつくる。



日本の映画製作環境を考えれば、

これが最もいい映画をつくる手法なのだと思う。



小さな男の子が度々登場するけれど、

原作者の村上春樹さんに似ているような気がした。



見た目が。なんとなく。



それはイッセー尾形さんも同じなのだけれど。



P.S

車を洗うシーンの宮沢りえさんは特に美しい。
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