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マリアン・M・ジェニングス氏の『ウサギはなぜ嘘を許せないのか?』を読みました。
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』で有名な山田真哉さんが監修している書籍です。 コンプライアンスとは、何か。 その本質を物語形式でわかりやすく紹介しています。 以下、書籍の中から印象に残った言葉をご紹介。(メモ的) ネットを見ていただけだけど残業代をつけてもらったとか、 自分のミスなのだけど報告するときは 「先方の手違いで・・・」と言ったりとか。 (中略) でも、これらは厳密にはコンプライアンス違反になります。 最初の方のページでは、このような身近な事例が取り上げられていて、 すごくわかりやすい。「はじめに」の前のページもそうでした。 幹部というのは、 ゴルフをするときに嘘をつき、 仕事をするときに嘘をつき、 しかし仕事で嘘をつく ということについても嘘をつくということだ。 23ページの「それじゃ正直じゃない。正しくない」というコラムが面白かった。 よく聞く話だけれど、データとして提出されていることが新鮮。 ほかのみんながしていることによって、 自分の倫理観をこしらえてはいけない。 ほかの人たちが正直で正しいことをしているとはかぎらないのだから。 正直で正しいことをした報酬は、受け取るまでに時間がかかる。 この一文は、特に重要だ、と思う。 あと、正しいことをしたからといって、 必ずしもいい報酬は受け取れるとは限らない。 それでも正しいことをする。 というような感覚もできれば見につけたいなぁ。 メリットがなければ、正しいことはしない、という考え方だと、 不正にも手を染めやすくなる気がする。 「私の価値観を曲げることなく正しいことをすることによって、 母親が必要としているものを手に入れる方法が、ほかにないだろうか」 これは重病の母親を救うために高額な手術費が必要な際、 横領してでも手に入れていいのだろうか、という問い。 横領せずとも高額な手術費や助けを手に入れる方法は他にもある、 その方法をもっと考えたり相談したりする努力を失わないこと。 あと、119ページの 「問題を克服しなければ、結局はすべてを失う。」というコラムで、 スズキの電動四輪車の例は、なるほど、と思った。 キャリアを積んでいくことは、短距離レースじゃない。 マラソンなんだ。 これはその通りだと思う。 ただし常にトップ集団にいなくてはいけないこともまた事実のように思う。 マラソンは、ビリの状態からトップになることはきわめて難しい。 ずっとトップである必要はないけれど、トップ集団にいなければ、 マラソンでもいい成績を出すことはけっこう難しいように思う。 人にやってほしいことは、まず自分からしなければいけません。 「他人にこうあってほしいって思うからこそ、自分もこうしないといけない」 集団になると間違ったことをしやすくなる。 上記のふたつは、何事においても通じる法則ですね。 「嘘をついてはいけません」 「ルールを守りましょう」 (中略) コンプライアンスなどというと難しく聞こえますが、 要は、子どものころに教わって、 私たちがたしかに知っていたことを、 大人になった今も守ればいいのでは、という気がします。 コンプライアンス=「法令順守」という翻訳は、 たしかに正確ではなく狭い訳語かもしれないなぁ。 どうしても法律さえ守ればいい、という考え方になりやすい。 法律が正しくないこともあるしね。 ということで、マー坊は、 コンプライアンスについて以下のように定義。 まず、「信用は、企業の必要最低条件である」 コンプライアンスとは、「信用を失わないための考え方」である。 では、コンプライアンスを実現するために、 具体的には、何をするべきか。 ?嘘をつかない ?おかしいと思ったことや疑問に感じたことを 素直に口に出し周囲に提示すること。 ?上記ふたつを守れるような企業風土と仕組みを整えること。 ということでした。 P.S 「当たり前やん!」という内容ですが、 当たり前のことをすればいいだけの話なんですよね。 PR ![]() ![]() |
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