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映画『誰も知らない』を観ました。





ビックリした。



こういう内容だとはまったく知らないで観たのです。



「柳楽優弥くんがカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を史上最年少で受賞」



僕は、その情報しか知らずに、観ました。



1998年の「巣鴨子供置き去り事件」という

実際に起きた事件をモチーフにした映画でした。



ただ現実の事件とはだいぶ内容が違うようでした。



是枝監督はなぜ現実の事件をそのまま描かずに

フィクションの部分を取り入れたのだろうか。



もしインタビューできるなら、ぜひ聞いてみたい。



生き物は、食い扶持がなくなると、死ぬことになる。



その事実をまるでドキュメンタリーのように伝えてきます。



物語は、実に淡々と進んでいきます。



自活のできない人間がこどもなのだ、と実感させられる作品です。



自分で稼ぐことができない、というのは、非常にリスクが高い。



15歳未満、というのは、その点で圧倒的に不利ですね。



働きたくても働けないのは、つらい。



どうにかして何とかできないのか、と想わずに入られません。



ばらばらでも助けてもらった方がいい、と僕は思うのだけど。



解決もなく映画が終わるのもリアルでした。



救いなどないのです。



この後、どうなったのだろう。



何度も観ることはないかもしれないけれど、

一度は観ておいた方がいい作品だと思います。



後になって、タイトルがズシンと来る映画でした。



P.S

この映画を見ている途中で、

僕は「池袋母子飢餓事件」を思い出しました。

文の友社編『池袋・母子餓死日記、覚え書き(全文)』(公文の友社)
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